ベイトのタナ

秋はベイトフィッシュがカギ。これは、重要なセオリーのひとつです。そして、ベイトは動きます。そこで、秋は巻物で広く探っていくという定番のアプローチとなります。しかし、ワンサイズ上のクラスを狙うならば、もう一歩踏み込んだ戦略も試してみる価値はあります。

 

ベイトに付いて周っている個体は、ベイトに合わせた巻物で狙えますが、ベイトを追い続けることは、簡単なことではありません。それはバスも同じ。力のあるものこそ、ここぞという場所で待ち伏せているものです。バスの習性に鑑みても、隠れているバスの方が口を使いやすいということもあります。

 

動いているベイトフィッシュにも、フラットや岬に一時的にとどまるという習性があります。そこに、それを狙うバスを狙うという戦略があります。そのためのスポットの見極めとしては、”ベイトのタナ”があります。そして、ベイトのタナに合わせたストラクチャーを探すこととなります。

 

ハンプや岬、チャネルに隣接したフラットなど、ベイトフィッシュのタナにあるストラクチャー。フィーディングモード狙いなら、フラットをジグでバンピングさせるかクランクなどで、待機バス狙いならブレイクをタイトに狙うかブレイクから離れた中層を狙うこととなります。

 

その際、動きやすいライトリグよりも、ウェイトのあるテキサスリグやヘビダンなどで、タイト、かつしっかりと止めて見せたいところです。チャネル沿いにある流れが当たるブレイクには、大抵岩やハードボトムが露出しているものです。そういったスポットもリグのウェイトを活かして、しっかりと押さえていきたいところです。

 

ベイトフィッシュのタナに合わせたストラクチャー戦略。ベイトフィッシュの動きを探りつつ、ストラクチャーを見極めていく。グッドサイズの秋バスを追い詰めていく感覚を楽しめたなら、ゲームは益々楽しく、熱くなります。

 

[インビジブル(見えない)ストラクチャーがカギ]