メタルフィッシュから学ぶ

秋から冬にかけて有効なルアーのひとつに、メタルジグがあります。メタルジグは、低水温期のスローなバスに口を使わせるチカラに加え、捕食性がある秋にも反応を得ることが可能なルアーです。

 

しかし、メタルジグには、もうひとつ重要な特徴があるといえます。メタルジグの使用方法としては、リフト&フォールが基本の動作となりますが、そのリフト&フォールにもリズムがあります。また、ラインテンションを緩めるとフックセットが十分に行えないことから、フォールの際に、竿先を同時に下げていく、といった対応も必要となります。

 

自然、かつラインを張った状態でフォールさせ、次のフォールまでに”間”を与えます。この一覧の動作にリズムがありますが、そのリズムが釣果に影響を与えるといっても過言ではありません。メタルジグを扱い、サカナを釣り上げていくと、そのリズムを体感することができます。

 

サカナの反応が出るタイミングや”間”の取り方といった、そのリズムは、メタルジグだけではなくラバージグにも応用することができ、結果として、オールシーズン使えるメソッドを習得することができます。

 

メタルジグは、ルアーでサカナを釣るための基本、サカナがルアーに反応するプロセスを体感することができる感覚を学べるルアーといっても過言ではないでしょう。スローな状況だと感じていても、意外としっかりとしたハードルアーにグッドサイズが反応することはよくあることです。

 

ハードルアーは、反応が得にくい、といった漠然とした感覚を改めるきっかけを与えてくれるルアーといえるでしょう。晩秋から冬にかけては、メタルジグを集中的に利用してみてはいかがでしょうか。

 

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フックセットのパワーよりも、ルアーの動きを優先したセッティング。柔軟性がより自然なリフト&フォールを演出します。