秋のバスは、ベイトフィッシュに付く。一言にそう表現したとしても、付き方も様々です。ベイトフィッシュのレンジにあるストラクチャーの一等地で待ち伏せするバス。こうしたバスは、総じてグッドサイズ。もう一方で、ベイトフィッシュの動きに合わせて共に回遊するバスがいます。こうしたバスは、30cm超クラスのグッドキーパーサイズ。若くて元気な印象があります。
こうしたグッドキーパーサイズのバスは、見えないストラクチャーカバーをピンポイントで攻める戦術に対して、ベイトフィッシュを探してアプローチできる分、あまり事情を知らないフィールドにおいても対応が可能です。
こうしたバスは、ベイトフィッシュと共に動いていますが、常に捕食を行っている訳ではありません。しかし、捕食のスイッチが入ると、バタバタとバイトしてくるものです。その捕食スイッチを意図的に入れてやることが、ひとつのカギとなります。
そのカギとなるのは、メタルジグのようなジャストサイズで、かつダイレクトに扱えるルアーです。メタルジグをキャストしベイトフィッシュのレンジまで沈めてリフト&フォールします。ベイトフィッシュをメタルジグでかき回すイメージです。ベイトフィッシュがメタルジグに反応して散ったとき、バスにスイッチが入ります。
バスは、ベイトフィッシュの一連の動きから外れるようにフォールするメタルジグにバイトしてきます。こうして一度スイッチが入ると、バイトが集中しますので、ランディングしたらすぐに次のキャストを行うべきです。バタバタとバイトが出て、いずれ収まります。このスイッチが入っている間にバイトを稼ぐこともカギとなります。
メタルジグによる反応が鈍ってきたならば、フォローベイトとして、高比重ストレートワームのフォールに切り替えると、再びバイトが出てくる場合があります。ベイトフィッシュが滞留するような、岬に隣接するフラットなどでは、メタルジグからのノーリンカーによるグッドキーパー狙い、そしてストラクチャーピンスポットによるグッドサイズ狙いなど、サイズと狙い方を変えたアプローチによって、惰性化しがちなリズムやテンポを補正することも可能です。
グッドサイズ狙いだけに的を絞らず、回遊するグッドキーパーなど、秋バスならではの様々な状態を想定した戦術とアプローチを行うことで、秋のバス釣りを満喫しましょう。
【EC71ML × メタルジグ&ノーシンカー】
