何をやっても反応が得られない時があります。アタリの無い時間が延々と続いていくと、いつしか無意識のうちに、これといった戦略もなく惰性でキャストし続けてしまいがちです。こうした状況では、新たな発見がないままに時間だけが過ぎていくものです。
ルアーチェンジを行っているつもりでも、実は攻め方に大きな変化はなく、状況の打開にはつながらないことも少なくありません。バスとの出会いは、こうした反応のないパターンの延長線上にはありません。
こうした状況を打開するためには、アプローチを大きく変えていく必要がありますが、その日、マンネリ化してしまっている攻め方を大きく打開するのは簡単ではありません。それはあえて意識しなければとても難しいことです。
そこで、あえて極端な戦略を考えてみます。今自分が行っているアプローチの対局にある攻めは何か?今の自分が考えもしないアプローチは何か?エリアの選択に、ある程度の根拠も持っているとしたら、まずはレンジを大きく変えてみることは、有効なパラダイムシフトとなります。
3m~5mレンジを中心にアプローチしていたならば、そのエリアの最深部に近いレンジの9mに切り替えてみる、またはドシャローの戦略に切り替えてみる、といった極端なアプローチを考えてみることです。そのためにリグを変える、アクションを変える、ペースが変わる。惰性では決して選択肢としては出てこないレンジやエリア、アプローチをあえて行ってみることは、手詰まり感の脱却に大きく貢献してくれます。
人は無意識のままに同じことを繰り返してしまいがちです。また、大きくアプローチを変化させることに、戸惑いを感じることもあります。しかし、こうした変化を与えるアプローチは、バスとの出会うタイミングを引き寄せてくれる起爆剤となりうるものとなります。
手詰まり感を脱却のための極端なアプローチによって、自分自身の概念を乗り越え、まだ見ぬバスとの出会いを得ると共に、ステップアップしましょう。
[9mレンジへのアプローチに切り替えにより50UP]