自分のサカナ

久々のフィールドに出向く時、様々なパターンが頭に浮かびます。このパターンはセオリーだけど、こういったパターンもあるかな?もしかしたら、こんな状況もあるかも。こうしてタックルはどんどん増えていきます。

アメリカのB.A.S.S.インビテーショナルトーナメントで同船したプロは、3日間通じてタックルボックスを船上には置いていませんでした。パートナー同船が基本ルールのためなのか、フィールド特性なのかは不明ですが、「タックルボックスは?」と訊くと、ポケットからズームの4インチリザードを取り出し「これだ」といいました。

このときは、スモールマウス、タイダルリバー、スプーキーといった状態で、ゆるぎないパターンだったかもしれませんが、ここまで絞り込むのは潔いな、と感じました。迷う余地を与えず、押し通すこともひとつの戦略。プラのある無しも影響するとは思いますが、様々な状態が想定できる秋以外は、ある程度セオリーパターンを絞り込んでやり通してみることも吉です。

「このパターンにハマるサカナが、今日の自分のサカナ」。自分のサカナにこだわることも、バス釣りを面白くする要素のひとつだといえます。タックルボックスから引き算をして、残すものは何か。釣行前から始まる「マイスタイル」を楽しんでみては如何でしょうか。

※なぜ、ズーム4インチリザードだったのか?詳細は、こちらのレポート「アメリカ行きのBASSに乗って