冬の定番といえば、メタル系のルアー。低活性のバスにリアクションで口を使わせ、トレブルフックでわずかなバイトもフックセットに持ち込むことができます。メタル系の代表格といえば、メタルジグ。ディープエリアのスポットをバーチカルに探っていくことに適しています。ここぞというスポットを狙い撃ちにできる、いわゆるシューティング系のアプローチといえます。
このメリットは、的確にスポットを攻めることができること。また、ボトムを取るなど精度を高くルアーコントロールすることができます。一方、デメリットとしては効率が悪い。真下にルアーを落としていくことから、広くエリアをカバーするとなると、必然的にその効率は落ちます。
スポットではなく、エリアをカバーしたいならば、ルアーをキャストして、広く探ることになります。こうしたケースには、メタルジグではなく、テイルスピンやメタルバイブの出番となります。ボトムギリギリをトレースし、バスの付く岩やゴロタで変化をつけます。根掛かりのリスクは高まりますが、フロントフックをダブルフックにすることで、ある程度の根掛かりは回避できます。ブレイクをリフト&フォールで攻める事も出来るし、レイダウンなどのスポットも攻めやすい。
これらのシューティングとキャスティングにアプローチ。冬の湖にボートを浮かべるならば、まず、この2つのアプローチパターンは想定しておきたいところです。ブレイク下のスポットはメタルジグ、ブレイクやフラット、カバーなどはメタルバイブ。冬は、特定のスポットに集まりやすい傾向もあります。そのスポットを探る場合にも、攻める場合にも、これらのアプローチを使い分けることで対応が可能となります。シューティングとキャスティング。冬の定番メソッドを活用して、冬バスを確実に攻略していきましょう。
