ディープエリアをメタルジグで狙う。冬の定番であるメタルジグメソッドは、低活性のバスに口を使わせる有効なメソッドです。バーチカルに落としたルアーをバスの目前でアクションさせ口を使わせる。その確率は決して高くはなく、ある程度の忍耐をもって続ける必要があります。
こうしてようやくあったアタリは、確実にしたいものです。フックポイントがなまっていない限り、幸いメタルジグの持つトレブルフックは、フックセットに持ち込むのは難しくありません。しかし、メタルジグのバレは、このフックセットの後に起こることが少なくありません。
フックが外れてバレてしまう原因としては、ルアーウェイトとフックとの関係性にあるといえます。ルアーの重さによる振り子の原理によるバレです。この事象はラバージグでも同様に起きがちですが、ラバージグと異なり、比較的柔らかめのロッドを使うことから、その傾向は強く出ることになります。
それは、フックセットの甘さを解消しようと、アワセのための溜めを得るために、ロッドを戻した時に起きがちです。ロッドを戻すと、ラインテンションが緩まってルアーはその自重で下に下がります。ルアーの重さの反動もあり、このときがフックアウトのポイントになります。
これを防止するには、常にラインテンションを張り続けることです。つまり、アワセのためにロッドを戻すことをしないこと。常にテンションを張ったまま巻き続けることです。フックセットの不安があったとしても、ラインテンションは貼り続けることです。
タックルセッティングも重要となります。硬すぎるロッドは、腕や手首への負担が大きく、数をこなす事が難しいので、柔らかめのロッドが有効ですが、張りの力でフックセットするためにはブランクの回復力が求められます。また、フックセット時のアワセのパワーが伝わりにくいことから、ラインはPEを使うなど伸びの少ないものが有効です。
数少ないアタリを確実にするためのバレ対策。後の祭りにならないような準備と心がけが重要です。バレ対策を十分に行い、冬バスを確実にゲットしていきましょう。
EC62LFS × メタルジグ
