冬という季節は、決して簡単に釣れる季節ではありません。しかし、どちらかというと、まだ釣りやすい季節ともといえます。その理由としては、バスの居場所がわかりやすく、越冬バスをターゲットとするなら、エリア選びの選択肢が限られてくるからです。
冬といえば水温が安定するディープエリアがセオリーとなります。フィールドのディープエリアがどこにあるのか。そのわかりやすさが、この時期の釣りやすさに繋がってくるといえます。こうした視点でのフィールド選びから考える方法があります。
野池のような比較的小さいフィールドでは、水を抜くための取水設備があったりします。こうした設備は、目視で確認できることから、比較的簡単にフィールドの最深エリアを見極めることができます。後は、そこにいるバスをどう釣るかということに集中できます。
河川の場合には、水温の安定するディープエリアが存在しにくく、最深部がチャンネル部となりやすく、むしろ流れがあるエリアであるともいえます。つまり、水温が安定しにくい状況にあるといえます。そうなってくると必然的に、水の動きが少ないバンク沿いのカバーの中ということになります。
基本的に、バンク沿いにはカバーが付き物ですが、水が枯れることがなく、水が動きにくい場所などの入り組んだカバーをが該当するといえます。
釣り難い季節を、釣りやすく。バス釣りは、戦略が8割と云われる所以は、こうした点にもあるのでしょう。どのルアーをどう使うと釣れるか?という前に、フィールドやエリア選びを中心に考えてみるのもいいでしょう。
