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親指の周囲を描く

バス釣りは、バスの行動を読み解き探し出すことを基本とします。しかしながら、そのバスの行動は、バス以外のものに起因するといえます。ベイトフィッシュの動きなどは、その代表的なものでしょう。

 

バスの行動原則に影響を与えるものとしては、ストラクチャー(地形変化)が挙げられます。魚群探知機で、その変化を確認することがベーシックなアプローチですが、視点を変えることで、周囲の状況が見えてくることがあります。

 

水生植物の変化から、底質の変化を読み取ることができます。岩盤のエグレは、その下に崩れた岩盤があることを物語っています。カワウの存在は、そこにベイトフィッシュがいることを示しているといえます。自然河川は蛇行するという原則に立てば、岬から川筋を読み取ることができます。

 

バスを探すということに集中するあまりに、水中にばかりに目線が行ってしまいがちです。しかし、バスを見つけるためのヒントは、水の中だけではなく、もう少し視線を上げたところにあるかもしれません。

 

米国のある美術教授は、「親指を描きたいのなら、親指の周りの空間を描きなさい」と指導したそうです。対象物そのものではなく、その周りに目を向けることで、対象物の輪郭が浮かび上がってくる、ということです。

 

バス釣りは、バスを探すゲームですが、その周囲の空間も視野に入れてこそ、その輪郭が浮かび上がってくる。バス釣りというゲームの奥深さや面白さが、そこにあるといえます。親指の周囲を描くように、視線を上げて感じ取ってみましょう。