バズベイト・セッティング

スポーニングが一段落し初夏を思わせるような日が続くアフタースポーン。回復し捕食に前向きな個体との積極的なやりとりが期待できます。梅雨の時期と重なり、雨上がりといった状況も多くなります。

雨は、流れやニゴリの一因となる一方、新たな流れ込みやカエルなどの水生生物の活動も活発化させます。こうした状況にうまくハマったとき爆発するのがバズベイトです。岸に向いたバスが目視できれば、少し離れた場所を通すと積極的に追ってくるケースや、一旦岸に置いてから、まるで岸から飛び込んだように演出することは非常に効果的です。

バズベイトを扱うときのポイントのひとつにフッキングがあります。もともとバスは捕食がそれほどうまくありません。ミスバイトや浅いバイトがありますが、焦らず一呼吸おいてからアワセることが重要です。ロッドは硬すぎず食い込みしやすいものが、キャスト性能も向上できるためよいですが、一方でシングルフック故にフッキングもしっかりと行いたいところ。ラインは20lbクラスを使うことで、そのバランスを取ります。

ディープに隣接する岬周りやワンドの入口などを、流していきながら反応を感じていくのはとても楽しいアプローチです。タイミングが重要なアプローチなので、数投でやめてしまうのではなく、一通り流して周るくらいの気持ちが得策です。バズベイトを気持ち良く扱えるセッティングで、ザ・バスフィッシングを満喫しましょう。

【バズベイトでロクマル】