タイミングと魅せ方

バスが大食漢だとはいえ、常に空腹であるとは限りません。特に、バスが流入し数年が経過し、ベイトフィッシュとの食物連鎖のピラミッドが形成した”安定した”フィールドでは、その傾向は顕著です。

ベイトフィッシュ量が十分であれば、バスは捕食しやすい一等地で、食べたいときに捕食することができます。こうした状況を想定したとき、重要になるのはタイミングと魅せ方です。同じフィールドでやり込んでいくと、おおよそ午前10時とか14時とかバイトが出る時間帯が重なってきます。こうした時間も、雨などのフィールドの変化で変わってくるので、それを見極める必要があります。

 

また、ベイトフィッシュが豊富なフィールドであれば、バスをダマす魅せ方も重要になります。いくらルアーが良くできていても、やはり本物にはかないません。ですから、”いかに本物に似せる”かではなく、”いかにダマせるか”が重要になります。それは、スピナーベイトやラバージグを想定すればわかりやすいです。本能に訴える何か、がルアーにはあります。そのチカラを最大限に活かすことが重要です。

 

タイミングと魅せ方によって、バスからの反応を引き出していく。バスフィッシングの本質と醍醐味を実感できるアプローチで、賢いがゆえに大きくなったデカバスを攻略していきましょう。