雨が降れば水面は賑わう。これは、雨による波紋によるものという意味ではありません。カエルや昆虫などの陸の生物により、水面が賑やかになります。
バスにとって、”水面”は恰好の捕食場です。水面の生物にとっては、下からのアタックに対して逃げ場がありません。中層であれば、全方向に逃げることが可能ですが、水面では実質的に横方向のみ。しかし、水の抵抗もあり素早く移動することもできません。さらに岩盤のような地形であれば、さらに追い詰めることができます。
水面にいる獲物は、多くの場合において、摂取カロリーが高いもの。バスにとっては、少ない労力で高いカロリーを得られる確率が高くなります。産卵で消耗した体力を回復するには絶好のチャンスであるといえます。
梅雨の曇り空ような、気圧が低くローライトな状況は、バスにとっても行動しやすい時期。非常に打算的で賢い個体は、こうした損得勘定を本能的に判断して行動に移し、そして大きくなります。
水面の獲物に出会える確率が高い場所はどこか?さらに追い詰めることができるような、効率的に捕食できる場所はどこか?賢いバスの視点に立ち、大きくなるべくして大きくなった、”賢い”バスにアプローチしていきましょう。