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プラクティスに向けて

さまよっている時に見つけたバーガーキングで昼食をとる。ハンバーガーだけでなく、プレイルームのスケールのでかさに思わず写真を撮ってしまった。

BURGER KINGという建物は実は子供のためのプレイルーム。バカでかいアステチックがある。左の低い建物が食事するところだ。遊ぶ場所の方が大きい・・・

モーテルに戻るとコンテンダー(競技者)達は、当然コロンビアリバーの上。プラクティスを行うボートが右往左往し、スロープから出て、すぐ近くでキャストしているものもいる。僕はノンボーターであるためボートがない。プラクティスには、誰かに同船させてもらうつもりでいたが、みんなはもう川の上。モーテルのマネージャーが掲示板に張り出してくれるといったが、まずは自分で探してみると応えた。

スロープ近くで陸っぱりをしながらコンテンダー達が帰ってきた時を捕まえようと考える。ロッドを一本もって陸っぱり開始。リグはテキサスリグ。まずは遠投してみる。以外と深いかもしれない。次に陸っぱりの基本、ショアラインをターゲットにする。ロックエリアのポケットやシェードをピッチングで入れていく。

あるポケットに入れた時一気に持っていかれ岩に入られてしまう。さほど大きな魚ではなかったが、引きは半端ではなかった。そのまま魚は出てくることなくラインブレイクしてしまった。少し沖の窪みに入れるとアタリがあったが乗らなかった。それに誘われて30cmくらいのバスがうろうろしている。誘ってみるが反応はしない。車を止め、上から見ていた老夫婦が、「ボートを無くしたのかい?」と冗談を言って笑った。それから、少々雑談をした。

そうこうしているうちに16時を過ぎた。コンテンダー達がスロープに帰ってくる。さっそく待ち構えるが、みんなボートを上げるとそのまま、モーテルの駐車場へに向かってしまうため、声を掛けるチャンスがない。モーテルの駐車場で待った方がいい!そう気づいて、走ってモーテルへ戻る。すでに3~4艇のボートが後片付けをしている。片っ端から声をかけるつもりだ。1人目は、首尾よく断られた。2人目は、チャンピオンボートでリグを作っている。

「日本から来たんだけど、ノンボーターでプラクティスが出来ないんです。明日のプラクティスを同船させてもらえませんか?」と声を掛ける。

「What’S your name?」

「My name is TOSHIAKI MIKAWA」と応えると、彼はサングラスを外しながら、こう答えながら、右手を差し出した。

「MY name is SKEET REESE」

「!? スキート・リースだぁ~!」

僕の頭は真っ白になって次の言葉が出なかった。スキート・リースにプラの同船をお願いしてしまったのだ。スキートは、「取材を乗せるから無理なんだ。見つからなかったら、探してあげるよ」と言ってくれた。僕は、夢中でこの地でバス釣りをすることが目標だったと話した。スキートは、嫌がらずに聞いてくれ、WCFのボートレースで優勝したことを話してくれた。それから、トーナメント期間中、どこであっても、手を振ってくれた。いい人だぁ~。

あの西岸の名実共にスター スキート・リース。彼が西部のアングラーの名を全米に知らしめたのだ。とてもナイス・ガイだった
彼の愛艇 チャンピオンボート。WCFのボートレースで優勝したとのこと

スキートとの写真を撮ってくれた人とそのまま立ち話。

「一人で来たのかい?」

「これに出るのが僕の夢の一つだったんです」

「ボートはどうしてる?」

「ノンボーターなんです」

スキートが、間に入って話を進めてくれる。

「じゃあ、僕でよければのせてあげるよ」

「!!サンキューベリマッチ!!」

それが、それから色々とお世話になるエディーとの出会いだった。明日の待ち合わせの時間を決めて、一度部屋に戻った。午後7時頃、となりのステーキハウスにディナーを食べに行くことにした。注文に少々戸惑った。それを見ていた、上の席にいるコンテンダーが「トーナメントかい?」と聞いてきた。

「そうだよ」と応えると「Disturb(じゃまもの)」といった。最初は意味が分からなかったが、意味が分かってから、所詮、そういう見方をされても仕方がないものかと悲しくなった。待っているとエディーがやってきて「一緒に食べてもいいかい?」という。もちろん「Sure」だ。さっきのコンテンダーが「こいつは英語もろくにできやしない云々」といっていたが、エディーは「彼は自分の話すことを理解するし、GOOD Speakerだ」とかばってくれた。

涙が出そうなくらい嬉しかった。僕は「明日、君と一緒にプラクティスに行った場所(エリア)は、絶対にトーナメントのボーターには提案しない。約束する」といった。すると彼は「行きたいといってくれれば、いってもいいよ」と言ってくれた。また、涙が出そうなくらい嬉しくて次の言葉が出なかった。無言のまま大きすぎるステーキを食べた。 店を出てモーテルまでの道で、明日プラクティスのメソッドについて話した。「Very Slow」だとエディーは言う。「Baby Brush Hogはでかすぎるか?」と訊くと、「Good Choice」だと云う。そして、エディーは、声を潜めていった。「しかし、ここだけの話だぞ。スモールリザードのグリーンパンプキンだ」。リザードは持っていなかったし、グリーンパンプキンもなかったが、ホグのウォーターメロンがある。彼は少し渋い表情をしたが、そのときは大した問題ではないと思っていた。