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蛇足1:リザードのキモ

今回アメリカで始めてリザードを使った。使ったことはあったが、メインとして1日中投げ続けたのは、始めてだった。なぜリザードなのか?その理由が判らないまま帰国することになった僕は、その翌週、リザードのキャロの2セットだけを持って琵琶湖にボートを出した。

トーナメントの初日、リザードを持っていなかった僕は、リザードの威力を見せ付けられ、それに替わるものをと考えた。それは、テールが5つあることによるハイアピールだと思っていたが、実はそのキモは間違っていたことはすでに書いた。リザードのキモとは何か?それはズバリ、水平に漂うことにあった。実際に使ってみると判るのだが、リザードの足はフォール中に動いていない。ここがミソなのだ。足は、「水の抵抗」を受け流す翼のような役割だった。

流れの中でシンカーをアンカーのように固定すれば、リザードの4足は、翼の役目を果たしルアーを浮き上がらせる。そして、流れの強弱に合わせて漂う。ここに、リザードのキモがあるとしたら、釣り方も自ずと見えてくる。キャロをキャストしシンカーを着底させたあと、ステイさせていればルアーは浮き上がる。余計なアクションは、ルアーを沈ませたりトリッキーになり、「漂う」感じにはならない。

このフォールから着底しステイしてからの漂うような状態でバイトしてくるケースが多いのだ。特にバスが神経質になっている状況やスモールの特徴に合わせれば合点がいく。キャロをキャストしてから、シンカーを着底させ、フォールさせる。そして、流れの中で漂わせる。その時間は、ロングポーズ以上と言っていいくらいの時間が必要なのだ。つまり、アメリカのプロ達がキャスト後に「ほっとけ」をしていたのには、こうした理由からだったといえる。

スピニングを使う理由は、フリーフォールとラインの送り出しなどのマネジメントのし易さにあるのだろう。それも、より確実にスポットにステイさせておく方法であるといえる。アタリはとても繊細で、シンカーの動きをアタリと勘違いしないために、敢えてタングステンではなくナマリのシンカーを使うこともできる。

リザードをスローにナチュラルに漂わせるために、リーダー部のラインは細めを使う必要がある。アメリカのプロ達で6lbクラスだった。僕は、10lbのナイロンラインを使っていた。マーク・カイルには、リーダーのラインが太すぎるとアドバイスされた。キャロのシンカーも、バレットタイプやボールタイプではなく、棒状のタイプを多用していた。

僕も、そのウェイトを結構買い込んできた。僕はウィードエリアならバレット、ロックエリアならボールという風にウェイトの種類を使い分けていたが、この棒状タイプを使うとこの使い分けは必要ないかもしれない。どうして、日本には売っていないのか不思議だ。(2000年当時)

ここまでで気付いた人もいるだろうが、初日リザードを持っていない僕にとって、リザードの替わりになりうるものは、何か?そう、ドロップショットリグだったのだ。

リザードのキャロは、タイダル(流れ)のあるエリアで、スプーキーなバスに有効なメソッド。リザードという形に囚われるのではなく、その形状が演出することに着目して使っていきたい。

棒状タイプのシンカー(1/4oz)。 8コ入りで、$1.00だった