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3.トライアードスキル

適切、かつ柔軟にアジャストし、どんなときでもバスを手にする能力は、3つのスキルに支えられている。トライアード・スキルとして、定義する3つのスキルは、シチュエーションリーディングスキル、メソッドセレクトスキル、アプローチスキルだ。


(a)シチュエーションリーディングスキル


シチュエーションリーディングスキルとは、状況を読み解くスキル。その状況を正しく把握するには、シーズナルパターンと環境要因を理解する必要がある。シーズナルパターンとは、色々な側面で語られることがあるが、結局のところ、バスが今(その季節に)、何にフォーカスしているかを読み解くこと。


バスが、捕食、生殖、安全のどれに、最もウェイトを置いているか、ということだ。バスが、その季節によって、どの要素にフォーカスしているかによって、シーズナルパターンは構成される。バスがシーズナルパターンを意識し、ある行動や選択を行う背景には、必ず水質、風、ベイト、水温、流れ、ストラクチャーなどの環境要因が影響する。


バスが何にフォーカスしているかによって、意識する環境要因も異なってくる。シチュエーションリーディングスキルとは、これらの複合する要因から、バスの状態を導き出すスキルだ。シチュエーションリーディングの結果として、そのとき最も反応を得られるであろう、エリア、ゾーン、スピード、アクションについて、一定の方向性を導き出すことができる。この方向性の如何が、その後の釣果の80%以上を決定付けているといっても過言ではないだろう。


(b)メソッドセレクトスキル


ルアーやリグの種類には、長い歴史の中で磨かれ、それぞれの必要性に導かれた特性がある。メソッドセレクトスキルとは、そのリグやルアー特性を理解し、最も効率的であるのは、どういった状況下で利用することなのかを、理解し選択できているということだ。なぜ、そのルアーやリグが、その形態をしているのか、その存在意義を確かめるように、理解していく。


ミノーで釣ることができる状況下で、ワームでも釣ることはできるだろう。しかし、効率性を徹底的に追及することに、意義があることを忘れてはいけない。また、カラーセレクトも重要なメソッドセレクトスキルのひとつに挙げられる。太陽光や水質、ニゴリ、ベイトなどの要因から、反応のいいカラーをチョイスしていく必要がある。


(c)アプローチスキル


シチュエーションリーディングスキルで導いた状態に対して、もっとも効率的なルアーを選択した。あとは、そのルアーを、思い通りに扱うことだ。そこで、求められるのがアプローチスキルだ。アプローチスキルとは、キャスティング、スピード、アクションなど、リグやルアーを操作するためのスキル。


入れたいスポットに一発で入れることの優位性を理解しておきたい。1回目のキャストでスポットに入れることが出来れば得られたバイトも、2回目以降となれば、そのバイトの確率は、1/10以下に下がると覚えておく。スピードも、またバスの反応を左右する重要な要素だ。デッドスローがよいときもあれば、速引きがよい場合もある。ステディーリトリーブとは、一体どれくらいのスピードをいうのか。それは、全く個人の感覚によるものだ。


流れがあれば、同じ速度で巻いてもスピードは異なる。リーリングスピードというよりも、むしろ引き抵抗の感覚で、ベストのスピードを感じ取る。それは、もはや身体で覚えている感覚以外の何物でもない。まるで、自分の手の延長のように、思いどおりにルアーを操る。ルアーの動線の確固たるイメージと、それを実現するスキルが、理想的なアプローチを実現する。