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5.ベーシックトライアード

釣りに限らず、あらゆる物事は、長くやれば、それに比例して上達するものだろうか。それが事実ならば、長くやっている人が常に優れていることになる。しかし、実際は、そうではない。高度なテクニックや経験の豊富さだけでは、並外れた結果を残すことはできない。ここで自分は、並外れた結果など望んでないというだろうか。確かに、たとえそれを望んだとしても、並外れた結果を残すことはできないだろう。しかし、並外れたところを目指すからこそ、上の位にいけるのも事実だ。


上の位を目指せば、並み。並みを目指せば、下の位に落ち着く。だから、並外れた結果を目指してみる。並外れた結果といえば、金メダル。しかし、金メダルと銀メダルの差は、もはや技術的な差ではない。差として現れてくるもの。そこには、ベーシックトライアードが存在する。集中、セルフイメージ、無意識のベーシックトライアード。並外れた結果を出すには、この3要素の高次元でのバランスが必要なのだ。


(a)集中


培った能力を最大限に発揮するために集中することが必要だ。これに異論はないだろう。しかし、集中力の持続に必要なものは、精神力と思われがちだが、実際はそうではない。それ以前に必要なものは、体力。体力の不足が、集中力の欠如を招く。集中力を養うには、まず体力を増強することから始めなければならない。


(b)無意識


自分が、優秀なバッターだったとしても、時速180キロの球を頭で考えて打ち返せるだろうか。そのタイミングや筋肉の動きは、意識して考えられたものではなく、無意識の領域で行われる。無意識を極めるには、繰り返しの練習が効果的だ。練習を積み重ねれば、無意識に身体は動くようになる。繰り返しの練習の意味は、この領域への到達にあるといえる。


(c)セルフイメージ


脳は、自分のイメージしていること、信じていることを実現しようとするという。このことに従えば、もし、今の自分が、「いつか、一流になりたい」と感じているならば、自分が一流になる日は訪れない。なぜならば、「一流になりたい」と感じているということは、「自分は今、三流である」ことを認め、信じていることの証明になるからだ。だから、実際に三流である自分が実現し、「一流になりたい」という状況が実現し続けることになる。セルフイメージとは、なりたい自分に既になっていると信じること。そのセルフイメージによって、現実があとから追いついてくる。もし、自分が、ここぞというときに、力が発揮できないならば、その理由は、セルフイメージの描き方に原因があるのかもしれない。