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66Lのロッドをリメイクしようとしたとき、最初に浮かんだのは「ガイドを全部いま風に替えれば、もっと良くなるはずだ」という単純な発想だった。

軽量化、低抵抗、小口径化。最新ガイドのスペックを並べれば、ロッドが劇的に進化するように思えてしまう。ところが、実際に組んでみると、その期待はあっさり裏切られた。

ロッド全体のバランスが崩れ、振り抜きの感覚もどこかぎこちない。“最新”を詰め込んだはずなのに、ロッドとしての完成度はむしろ下がってしまった。

試行錯誤の末にたどり着いた答えは、意外なほどシンプルだった。元のガイドセッティングを尊重しつつ、バット側の2つだけを現代仕様に変える。

この“部分的なアップデート”こそが、66L本来の良さを損なわず、かつ現代的な操作感を加える最適解だった。

この経験が教えてくれたのは、「最新のパーツを組み合わせればベストになるわけではない 」という、当たり前のようで忘れがちな事実だ。

ロッドはスペックの足し算では完成しない。数字では表せない“バランス”と“体感”が、最終的な仕上がりを決める。

そして、その感覚を軸にロッドを作れるビルダーは、実はそう多くない。リメイクとは、単なるアップデートではなく、“そのロッドが本来持っていた答えを探し直す作業”なのだと、改めて感じた。

最新よりも最適へ。そんな視点を持つことで、ロッドはもう一度、手の中で息を吹き返す。

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