フルソリッドロッドというと、「カーボンの棒を削って作るのだから、どれも似たようなものだ」と思われがちだ。だが、その認識は大きく違う。 そもそもカーボン素材そのものに、天と地ほどの差がある。 張りが強いもの。粘りを残すもの…
ロッドというものは、不思議な道具だと思う。長さや硬さ、素材や重さといった数値では語り尽くせない“何か”があって、それが一本ごとにまるで違う顔を持つ。 エンズヴィルのENC71MHを手にしたとき、まず感じたのは、その“何か…
ロッドの心臓部であるブランクスと、そのガイド位置という「設計図」を変えずとも、ガイドのリング径と足の高さという「パーツの物理特性」を変更するだけで、ロッドのキャラクターは劇的に変貌します。 ES66MLにおいて、オリジナ…
釣り竿という道具を考えるとき、ついルアーの種類や釣り方ばかりに目を向けがちだ。しかし、そのルアーを操る「ロッド」そのものが、どのように作られているかを意識することは意外に少ない。ロッドは細長い一本の棒に見えるが、その中に…
釣具の世界には、いつも流行がある。軽さ、感度、反発力、トーナメント性能。新しい素材や設計が登場するたびに、ロッドは少しずつ変わってきた。もちろんそれ自体は悪いことではない。技術は進歩するし、その恩恵を釣り人が受けるのも自…
D-BLANKには、他のロッドとは明確に異なる“思想”が流れている。スペック表では測れない、けれどキャストした瞬間に伝わるあの独特の感触。その違いは、単なる国産・海外という区分ではなく、「何を釣り道具と捉えるか」という価…
ロッドは軽い方がいい。この主張に異を唱える人はほとんどいないだろう。軽さは操作性を高め、長時間の釣行でも疲労を抑え、繊細な入力を可能にする。しかし—軽さだけを追い求めたロッドは、どこか物足りない。 ロッドはカーボンを巻い…
66Lのロッドをリメイクしようとしたとき、最初に浮かんだのは「ガイドを全部いま風に替えれば、もっと良くなるはずだ」という単純な発想だった。 軽量化、低抵抗、小口径化。最新ガイドのスペックを並べれば、ロッドが劇的に進化する…
ロッドを上級者向けに仕上げていくと、どうしても“勝負を早く極めるための要素”が前面に出てくる。フッキング性能を極限まで高める。感度を研ぎ澄ませる。一瞬のチャンスを逃さないための尖った設計。 それは確かにプロの道具だ。だが…
釣り竿のフロントグリップという存在は、もともと「握って引き上げるためのもの」として設計されていた。大物を掛けた際、リールシート部分だけでは片手の力に限界があり、両手で竿を寄せる必要がある。そのために備えられたのがフロント…
ロッドの性能を語るとき、まず注目されるのはブランクスだろう。カーボンという素材が大きく変化しない限り、その基本性能はある意味で不変的であり、一定の完成度に達したブランクスは時代を超えて通用する。だが、ロッドはブランクス単…
ロッド。それは単なる道具ではない。釣り人の感覚を水中へと伝え、魚の気配を手元に呼び寄せる媒介だ。だからこそ、ロッドを構成するパーツの一つひとつには、意味がある。そしてその意味は、時代とともに変化し続けている。 ガイドは軽…
ロッドの真価は、手に取って、実際に魚を釣ってみて初めてわかる。スペック表に並ぶ数値や素材名だけでは、その繊細な振動やしなり、キャスト時の感触は伝わらない。だが、現実には店頭でそれを試すことはできない。ならば、どうすれば人…
「何でも屋にろくなもんなし」――この言葉は、釣り具選びにも鋭く突き刺さる。特にバスロッドにおいて、汎用性を謳うモデルは数多く存在するが、実際にフィールドで使ってみると、どこか物足りなさを感じることがある。巻きにも撃ちにも…
バスロッドにおけるガイドセッティングは、単なるパーツ配置ではない。それは、ブランクスの持つポテンシャルを解放し、ラインの動きを最適化するための「設計思想」である。ガイドの位置、サイズ、数、素材――それらの選択は、ロッドの…
ロッドリメイクにあたり、ブルーダー、カリスマ当時からブランク設計に携わってきた設計士の方に色々と話をきいた。まず、ブランク設計士とは、ブランクの企画者のイメージを、トン数の異なるカーボン素材を組み合わせて実現していく技術…
エンズヴィルのオリジナルのリールシートには、FUJIのTCSシリーズが採用されていました。 TCSシリーズは、軽く握り込むだけでしっかりホールドできるのが魅力。安定したグリップ感により、手の大きさに関係なく、自然な手首の…










