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: 主導権を握り続けるための一本

ロッドというものは、不思議な道具だと思う。長さや硬さ、素材や重さといった数値では語り尽くせない“何か”があって、それが一本ごとにまるで違う顔を持つ。 エンズヴィルのENC71MHを手にしたとき、まず感じたのは、その“何か…

: 曖昧を操る、エンズヴィルの呼吸

ポストスポーンの水辺には、独特の静けさがある。産卵を終えたバスが体力を取り戻そうと、風裏のシェードや中層の“浮き位置”に身を置き、こちらのルアーを見つめる時間だけは長いのに、口を使う瞬間は驚くほど短い。そんな気難しい季節…

: ロッドは「どこで」うまれるのか?

釣り竿という道具を考えるとき、ついルアーの種類や釣り方ばかりに目を向けがちだ。しかし、そのルアーを操る「ロッド」そのものが、どのように作られているかを意識することは意外に少ない。ロッドは細長い一本の棒に見えるが、その中に…

: EC71M : 低中弾性カーボンという選択

ジャークベイトのロッドというと、ティップが柔らかく、ショートレングスで、トゥイッチを入れやすいものが良いとされることが多い。もちろんそれも一つの正解だが、実際の釣りをよく観察していくと、ジャークベイトというルアーが本当に…

: なぜ今、エンズヴィルなのか

釣具の世界には、いつも流行がある。軽さ、感度、反発力、トーナメント性能。新しい素材や設計が登場するたびに、ロッドは少しずつ変わってきた。もちろんそれ自体は悪いことではない。技術は進歩するし、その恩恵を釣り人が受けるのも自…

: ES70ULst : 繊細さで状況を制す

エンズヴィル ES70ULst は、軽量ルアーを扱うための繊細さと、状況を積極的につくりにいくための操作性を同時に備えたロッドだ。UL 表記でありながら、ただ柔らかいだけのライトロッドとはまったく異なる性格を持ち、軽いリ…

: 道具が「思想」を語り始めたとき

一時期のバスフィッシングシーンは、まるで精密機械の展示会のよう。「〇〇専用」「対△△特化型」といった言葉が並び、ロッドは細分化の極みにあります。もちろん、それは進化の一側面ではありますが、一方で「結局、バス釣りで一番大切…

: ロッドが語る“芯”の物語

ロッドは軽い方がいい。この主張に異を唱える人はほとんどいないだろう。軽さは操作性を高め、長時間の釣行でも疲労を抑え、繊細な入力を可能にする。しかし—軽さだけを追い求めたロッドは、どこか物足りない。 ロッドはカーボンを巻い…

: “慣れ”の外側にある、新しい自分

使い慣れたロッドは、確かに安心だ。キャストの軌道も、ルアーの重みも、バイトの出方も、すべてが手の内にある。まるで長年連れ添った相棒のように、何も考えずとも身体が勝手に動く。 だが、この“慣れ”という感覚は、ときに曲者にな…

: “最新”よりも“最適”を探す旅

66Lのロッドをリメイクしようとしたとき、最初に浮かんだのは「ガイドを全部いま風に替えれば、もっと良くなるはずだ」という単純な発想だった。 軽量化、低抵抗、小口径化。最新ガイドのスペックを並べれば、ロッドが劇的に進化する…